2008年05月05日
古銭 紙幣
古銭といえば硬貨、というイメージが強い。それは古銭の世界においても、歴史においても硬貨の方が圧倒的に数が多いというのが主な理由だろう。また、それだけでなく、硬貨の場合、金貨の銀貨のように高価な印象を与えるもの、またデザインの美しさなど、収集欲を掻き立てる要素が多く存在してるというのも大きい。
しかし、古銭の世界で取引されているものの中には当然紙幣も存在する。紙幣は文字通り紙。デザイン的にアピールする要素が少なかったり、硬貨に比べて折れたり、シワができやすい、といった状態の劣化もあり、収集の対象になりにくい、という面もある。
とはいえ、紙幣にも歴史があり、希少価値のあるものと、ないものとが存在する。
一般的な感覚では、紙幣は古ければ古いほど価値が高くなる、という印象が強い。それだけに、特定の年に発行された硬貨がプレミア価値がつく、といったことがある硬貨に比べ、一般の人の興味を引く魅力に欠ける点がある。しかし、じつは現行紙幣の中にも若干ながらプレミア価値のあるものが存在することをご存知だろうか。
プレミアがつく理由の多くが発行番号である。それと番号の色。
価値がつく番号とは111…のような同じ番号が続いているもの、400000のような歯切れのいいもの、01234…のような連番で続いているものなどが挙げられる。
それから紙幣の古さも挙げられる。それは番号の前後についているアルファベットによって決まる。発行の際、アルファベットのAから順番に印刷される。つまり、番号の前後がAとAの紙幣が一番古いタイプということにな。それから数字の色。黒が一番古い。現行の新紙幣においても、すでにAとAではさまれた紙幣はプレミア価値が生じている。
これらのプレミア要素を備えた紙幣の場合、現行紙幣においても額面の数倍の価値がつくことがある。
日ごろ紙幣を使っていて、番号に注意を向ける人はほとんどいないだろう。しかし、知らない間に価値のある紙幣を入手し、知らない間に手放してしまっている、ということもあるかもしれない。これから紙幣を手にする際には興味を持って番号を調べてみるのも面白いのではないだろうか。


