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2007年11月30日

古銭とは

忘れたころにブームが発生し、話題を呼ぶことが多い古銭。世の中には少なからぬ古銭収集家もおり、彼らの取引によって古銭の相場が形成されている。

古銭と一口にいってもさまざまな種類のものがある。もっとも一般的なのは言うまでもなく現在鋳造・流通していない「古い銭」。それからその古い銭の中でも近代以前に発行されたより考古学的な価値があるもの。さらにイベントなどの際に記念に発行された記念硬貨、特殊な形としては、現行の硬貨であるにも関わらず、さまざまな事情によって特定の年に発行されたものだけが価値を帯びたものも広い意味で古銭と呼ばれることになる。

古銭とは不思議なもので、流通されている間はまったく気にもかけずに使い、手放しているにも関わらず、手に入らなくなった途端に価値を帯びる。これはもともと金とはあくまでものを入手する際の代価として存在しているからなのだが、そのお金そのものが価値を帯びたことによって、金を金で購入するというある種異様な状況ができあがることになる。

古銭の魅力は、価格や希少価値というものが大きいが、それだけでは多くの収集家の心を動かすにはいたらないと思われる。古銭にはそれが流通していた時代を象徴する役割を果たす。古銭を見てその時代を懐かしく思い出したり、はるか昔の時代に思いを馳せたり、といった行為を可能にしてくれる。一枚の古銭はさまざまな人の手を渡った末に古銭となって購入した人の手にたどり着く。古銭にはほかのアンティークなどにはない、独特の価値観があり、それが古銭の魅力になっているのではないだろうか? 

生前おじいちゃんの部屋に飾ってあった掛け軸よりも、おじいちゃんが取っておいた古銭の方が不思議と郷愁の念をかきたてるもの。古銭とはそういった身近に歴史を感じさせてくれる魅力があるように思える。



yshdsks at 09:58コメント(0)  この記事をクリップ!
 

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